奈良市にて雨漏り修理〈寝室・天井からの雨漏り〉
2025/11/06
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
奈良県奈良市朱雀・築50年のご住宅にて、雨漏り修理を行いました。
お問い合わせいただいた内容は、2階寝室からの雨漏りです。
別班が散水検査を行ったところ、原因は「サッシ周りと屋根の袖板金の隙間」と判明。
それぞれの箇所に養生→ケレン→プライマー塗布→変成シリコンの流れでシール処理を行いました。
施工前
シールが経年劣化でなくなっていた。
施工中
長年、風雨にさらされたことでシーリングが失われているところもありました。
全体的に弾力・密着力がなくなり、雨水が浸入することはもちろん、地震の揺れの緩衝も出来なくなっています。
このようになると、出来るだけ早く打ち替えを行う方が安心です。
雨漏り修理には、状況に応じて多様な工法から選びます。
雨もり屋奈良店で施工可能なメニューは下記から一覧でご覧いただけます!
雨水がそのまま建材内に入る状態で、雨漏り防止の面でも危険です。
シーリング打ち替え
清掃
いきなり今の素地にシーリングを詰めるわけではなく、十分な清掃で整える工程が不可欠。
こちらの写真に写っているのは、狭小箇所にも使用できるたわしのような清掃器具です。
旧シーリングがまだ詰まっているところは、まず刃物で切り出し、それから微小なごみを除去します。
下地塗布
まだ準備工程が残っています。
次に、シーリング専用に開発されている下地を塗布します。
シーリング材そのものは、耐用年数を果たすほどの密着力は保有しておらず、施工箇所に強靭にくっつけるよう補う必要があるのです。
業者を選ばれる際は、はじめの説明や見積書の段階で、「下塗り」工程について明記されているかどうかが判断ポイントにもなります。
シーリングだけではなく屋根・外壁塗装に関しても言えることです!
変性シリコンシーリング充填
いよいよ変性シリコンシーリング材の充填に入ります。
養生テープをしておりますので、周囲にむだに付着してしまうという事態は防いでいます。
ただ、詰めただけの段階では表面が波打って不均一ですので、硬化しないうちに平らにし、見目にもこだわります。
乾燥後、養生テープを外すとこのようなかたちです。
(屋根)シーリングの打ち替え
実はシーリング材にも「呼吸」と言えそうなはたらきがあります。
建物は温度や湿度の変化でわずかに伸び縮みしますが、その動きに合わせてシーリング材も柔軟に追従。
劣化して柔軟さが失われるとヒビ割れの原因に。
用途に合わせた材料選びが、見えないところで建物の寿命を支えていますから、数ある製品の中でも相性がいいものを選ぶ必要があります。
見た感じ地味でも、シーリングはまさに「縁の下の力持ち」と言えるのです。
▷参考記事:なぜ必要?外壁のシーリング(コーキング)の役割

屋根も同様、丁寧に清掃から始めます。
屋根材縁と板金の接合部は、シーリングの処置がきちんとされていないと雨漏りに直結しがちです。
2枚目はケラバの外側、ケラバ部材の継ぎ目のシーリングです。
清浄になった目地に下塗り。
屋根の縁全体ですので範囲は広いですが、一部でも手抜きすれば耐久力が落ちます。
たった一か所であっても、雨漏りが起これば工事の意味がなかったというもの。
量が不足しないよう、きっちりと埋めていきます。
完工

以上、1日で全工程完了致しました。
雨漏りの原因がはっきりしておりましたので、防水性をしっかり確保して、安心のお住まいに戻すことができました。
担当者のコメント
この度は、雨もり屋奈良店までご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
板金まわりなどは、特に風雨が吹き込みやすい箇所。
シーリング材を丁寧に充填することで、見えないところで進行する水の浸みこみも防げます。
まず、現段階でメンテナンスが必要かどうか気になる方は、現地調査からいつでもお申しつけくださいませ。
▷参考記事:雨漏りが再発する原因は?正しい防水工法を選ぶポイントとは
| 現場住所 | 奈良県奈良市朱雀 |
|---|---|
| 施工内容 | 雨漏り修繕工事 |
| 施工箇所詳細 | 屋根板金部分・サッシ周りシーリング |
| 施工期間 | 1日 |













