奈良市にて雨漏り修理〈築58年2階天井と1階天井部で雨漏り〉
2025/12/08
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
奈良市の戸建てにお住まいのお客様より、
「2階の各部屋の天井、そして1階の天井にも雨漏りが広がってきた」とのご相談をいただきました。
長年雨漏りを放置してしまったものの、「そろそろ本格的に修理しないといけない」と思い立ち、当店へお問い合わせいただいたとのことです。
ただし、今後長く住む予定はなく、予算的に葺き替えまでは難しいというご要望もあり、「費用を抑えつつ確実に雨漏りを止める」方針で施工内容を検討しました。
施工の様子
雨漏り個所の原因調査
築58年ということもあり、屋根も至る所が劣化してきていました。
複数箇所から雨水が侵入している可能性があったため、まずは散水検査を実施して原因を特定していきます。
調査の結果、見つかった不具合がこちらです。
・スレート瓦の隙間からの雨水侵入
・棟板金の釘穴からの浸水(釘がかなり抜け落ちていた)
・スレート瓦のひび割れ
・塔屋の雨押え板金の劣化
・棟板金内部の貫板が腐食して浮いており、そこからも浸水
複数の要因が重なった典型的な雨漏り事例でした。
まとめて修理を行うためには、本来であれば葺き替え工事が望ましいですが、お客様のご要望「最低限の費用で雨漏りを止めたい」を踏まえ、必要な箇所のみをしっかり補修する施工を選びました。
シール工事
板金周りの隙間や、塔屋部分の隙間などをシーリング材で防水していきます。
雨漏りの原因となる隙間を徹底的に見定めています。
隙間にシーリング材を打ち込んでいきます。
外壁と屋根の取り合い部は特に雨漏りしやすいポイントなので注意が必要です。
※詳しくはこちらの記事をご参考下さい。
部分スレート板金カバー
クラックが多く、雨漏りの原因となっていた箇所は板金でカバーいたしました。
これで一安心です。
劣化原因に直接アプローチできるのも、散水検査を行って原因を徹底的に特定しているからこそできることです。
貫板交換
棟部分に関しては、もともとはパッキンビスではなく通常のネジが使用されていました。
浮きも生じていましたので、下地の貫板もかなり被害がでてきていると考えられます。
実際に確認してみると、このように木材が腐食して崩れてきてしまっています。
これでは釘も効かず、棟板金が捲れてしまう恐れもあります。
そのため、この貫板部分も交換させて頂きました。
もともと脳天に打ちこまれたネジ穴をコーキング材で全て埋めて、新たに貫板を取り付けます。
新しい貫板は腐食に強い樹脂製を採用しいたしました。
これで以前の木材のように腐食で崩れる恐れはありません。
既存の板金カバーを取り付けて、貫板交換は完了です。
勿論、パッキンビスを使用しているため、ビス穴からの防水対策もバッチリです。
棟板金塗装
最後に保護のための塗装を行います。
これにより棟板金の錆びが抑えられ、耐久性が向上いたしました。
完工
これにて完工です。
担当者のコメント
この度は「雨もり屋」にご依頼頂き誠にありがとうございます。
弊社はその名の通り「雨漏り修理に特化した専門店」です。
そのため、部分補修や板金カバー、シール工事など、葺き替えをしなくても雨漏りを止めるための最適な提案を行うことができます。
今回も、「費用は抑えたい」というお客様の想いに寄り添い、最小限の工事で確実に雨漏りを改善しました。
雨漏りは放置するほど被害が広がり、修理費用も増えてしまいます。
気になる症状があれば、ぜひ早めに「雨もり屋 奈良店」へご相談ください!
専門店ならではの技術で、状況に合わせた最適な修理をご提案いたします。
| 現場住所 | 奈良市 |
|---|---|
| 施工内容 | 部分スレート板金カバー、シール工事、貫板交換、棟板金塗装 |
| 施工箇所詳細 | |
| 施工期間 | 2日 |













