奈良市の雨漏り修理は雨もり屋 奈良店へ

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雨漏りは屋根だけじゃない!外壁が原因のケースとその対策

2025/10/27

「雨漏り」と聞くと、多くの方はまず屋根の不具合を思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし実際には、雨漏りの約3〜4割が外壁やサッシまわりなどの隙間から発生しているという調査結果もあります。

外壁のひび割れやシーリング(コーキング)の劣化が進むと、わずかな隙間から雨水が建物内部に侵入し、壁の裏側で静かに腐食やカビを進行させてしまうのです。

表面上は異常が見えにくいため、発見が遅れやすいのが外壁雨漏りの怖いところでもあります。

特に奈良市のように、梅雨や台風による横殴りの雨、そして高い湿度にさらされる地域では、外壁が原因の雨漏りが起こりやすい環境といえるでしょう。

この記事では、外壁からの雨漏りに多い症状や見分け方、放置リスク、再発を防ぐための正しい修理方法について詳しく解説します。

雨漏りの原因は屋根だけじゃない?外壁からも水が入る理由

外壁から雨水が侵入する仕組み

外壁は「完全防水」ではない?

屋根が建物を覆う“傘”のような役割を果たすのに対し、外壁は“防水の盾”として建物全体を守っています。

しかし実は、外壁も完全な防水構造ではありません。

サイディングボード、モルタル、ALC(軽量気泡コンクリート)など、どの外壁材にも必ず「継ぎ目」や「目地」があります。

その接合部分を守っているのが、シーリング(コーキング)と呼ばれる柔らかい樹脂素材です。

このシーリング材があることで、外壁材のつなぎ目に雨水が入り込むのを防いでいるのです。

つまり、外壁の防水性はシーリング材によって保たれているといっても過言ではありません。

劣化が始まると、わずかな隙間から水が侵入する

問題は、このシーリング材が紫外線・風雨・寒暖差の影響を受けて劣化していく点にあります。

10年前後で硬化やひび割れ、剥離が起こりやすくなり、そこから水の通り道ができてしまいます。

たとえ1ミリほどの小さな隙間でも、強風を伴う雨が吹き付けると、水圧によって雨水が押し込まれるように浸入します。

そして、防水シートや下地木材、断熱材にまで水分が届くと、内部の腐食やカビの発生、断熱性能の低下につながるのです。

外壁の内部で起こるため、見た目では異変に気づきにくく、被害が進行してから発覚するケースも少なくありません。

配管・換気口など「貫通部分」も雨水の侵入ルートに

外壁に取り付けられている電気配線、エアコンの配管、換気フードなどの貫通部分も注意が必要です。

これらの周囲も、施工時にシーリングで防水処理されていますが、経年劣化や施工不良があると、そこが“雨水の隠れルート”になってしまいます。

特に雨の吹き込みが多い面(西側・南側)では、風雨が直接当たるため劣化が早く、

目には見えない部分で下地木材の腐食や内部の結露を引き起こしている場合もあります。

奈良の気候が外壁の劣化を早める理由

奈良県は、梅雨や台風シーズンには横殴りの雨が多く、さらに冬は朝晩の冷え込みが厳しい地域です。

このため、外壁材は「湿気」と「温度差」という二重の負荷を受け続けます。

昼夜の気温差で外壁材が膨張・収縮を繰り返し、シーリングが切れやすくなったり、

冬場に凍結と解凍を繰り返すことで微細なひび割れが広がったりするのです。

特に築15年以上の住宅では、外壁の見た目がまだきれいでも、内部のシーリングや塗膜がすでに寿命を迎えているケースが多く見られます。

奈良のような気候では、10年を目安に外壁の防水点検や再塗装を行うことが、雨漏り防止のカギとなります。

屋根ではなく外壁が原因の雨漏りサイン

外壁が原因で起こる雨漏りは、屋根からの雨漏りと比べて静かに、じわじわと進行します。

初期症状はとても小さく、住んでいる方が気づいたときには、すでに壁の裏側や天井内部まで水が回っていることもあるのです。

以下のような現象が見られたら、外壁が原因の雨漏りを疑ってみましょう。

  • 雨が降った後、壁の一部分だけに輪郭のあるシミが浮かび上がる
  • サッシ(窓枠)まわりの壁紙が浮いたり、黒ずんだりしている
  • 晴れているのに、壁際のクロスがじっとり湿っている
  • 屋根修理をしても、雨漏りが止まらない
  • 室内にカビ臭さが残る

これらは、外壁の防水層がすでに劣化しているサインです。

外壁から侵入した雨水は、重力に従って下方向へと流れます。

そのため、実際の雨漏り箇所と室内のシミの位置が一致しないことも多く、「屋根が悪いと思って修理したのに、直らなかった」というケースが起こるのです。

特に奈良市のように築年数の経った木造住宅が多い地域では、外壁・サッシまわり・バルコニーの複合的な劣化が進んでいるケースが少なくありません。

そのため、単純に屋根だけを見るのではなく、外壁全体の防水構造を一度見直すことが、根本的な雨漏り対策につながります。

奈良の気候が外壁の雨漏りを助長する理由

奈良県は内陸性の気候でありながら、梅雨期には湿度が80%を超える日も多く、年間平均湿度は約70%前後に達します。

また、山間部では1日の気温差が大きく、夏は高温多湿・冬は冷え込みが厳しい――まさに外壁材にとって過酷な環境といえるのです。

このような気候条件の中では、

  • 昼夜の温度差で外壁の膨張・収縮が繰り返される
  • シーリング材が硬化・収縮して隙間が生まれる
  • 結露や凍結でひび割れが広がる

といった現象が頻繁に起こります。

こうして防水性が低下し、最終的に雨水が内部へと侵入してしまうのです。

外壁からの雨漏りは、目視で確認できないケースが多いため、少しでも違和感があれば専門業者による診断を受けることが重要です。

特に、奈良市周辺では風向きの影響で「北側・西側の外壁」からの雨漏りが発生しやすく、これらの面を重点的に点検することが効果的です。

外壁からの雨漏りを放置するとどうなる?

内部腐食と断熱材の劣化

外壁から入り込んだ雨水は、時間をかけて内部に染み込み、柱や木下地を腐らせてしまいます。

特に木造住宅では、湿気を含んだ木材が長期間乾かない状態になると、腐朽菌が繁殖し、構造強度が低下します。

さらに、壁内の断熱材が濡れてしまうと、断熱性能が大幅に低下します。

その結果、夏は暑く冬は寒い不快な住環境になり、光熱費の増加にもつながるのです。

奈良市のように寒暖差が大きく湿気の多い地域では、こうした内部劣化が進行しやすく、表面の異変が見えたときにはすでに内部が傷んでいるケースも少なくありません。

見た目の劣化と資産価値の低下

雨水の侵入が続くと、外壁表面の塗膜が剥がれたり、変色・シミが発生したりします。

外観の美しさが損なわれるだけでなく、住宅の資産価値も下がってしまうのです。

特に奈良の住宅は古くからの建物も多く、適切なメンテナンスを怠ると、修繕費が数十万円〜数百万円単位に膨らむこともあります。

「小さなひびだから大丈夫」と放置せず、早期に対処することが大切です。

外壁が原因の雨漏りの主な原因と症状

シーリング(コーキング)の劣化

外壁材同士の継ぎ目にあるシーリング材は、10年前後で硬化・ひび割れが起こるのが一般的です。

これが外壁雨漏りの最も多い原因とされています。

ひびが入ると、そこから毛細管現象で雨水が内部へ侵入。

表面では小さな隙間でも、内部では木部を伝って広範囲に被害を及ぼすことがあります。

サッシまわりのシーリング劣化も同様に、放置すれば壁の裏側が常に湿った状態となり、カビや腐食を招きます。

外壁のひび割れ(クラック)

モルタルやコンクリートの外壁では、経年変化や地震の揺れでクラック(ひび割れ)が発生します。

特に0.3mmを超える「構造クラック」は雨水を吸い上げやすく、内部まで達してしまう恐れがあります。

また、ひびの中に雨水が入り込み、冬場に凍結・膨張を繰り返すと、さらに割れが広がる「凍害」を引き起こします。

奈良県の冬は冷え込みが厳しいため、この現象は無視できません。

塗膜の劣化・チョーキング現象

外壁の表面を守っているのが「塗膜」です。

塗膜が紫外線によって分解されると、表面に白い粉がつく「チョーキング現象」が起こります。

この状態は、防水機能が失われたサインです。

塗膜が劣化すると、外壁が雨水を吸収するようになり、内部の湿気やカビが進行します。

そのまま放置すれば、壁の裏側で見えない雨漏りが進行していくのです。

外壁からの雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法

定期的な点検と早期補修が基本

外壁の雨漏りは、早期に発見できれば軽度の補修で済みます。

奈良のように湿度が高い地域では、10年に1度の定期点検をおすすめします。

特に梅雨前や台風シーズン前に外壁をチェックしておくと、雨漏りを未然に防げます。

劣化が軽い段階なら、シーリング打ち替えや部分補修で十分対処可能です。

再塗装による防水性能の回復

外壁塗装は、見た目を整えるだけでなく、防水機能を維持するための大切なメンテナンスです。

塗膜が劣化してきたら、高耐久塗料による再塗装で防水性を回復させましょう。

ただし、ひび割れやシーリングの劣化を補修せずに塗装しても効果は長続きしません。

下地補修と塗装をセットで行うことで、外壁の寿命を大きく延ばすことができます。

外壁カバー工法・張り替えリフォーム

もし劣化が進行している場合は、外壁カバー工法や張り替え工事が最適です。

既存の外壁の上から新しいサイディングを重ねることで、断熱性・耐久性・防水性が同時にアップします。

また、カバー工法は既存壁を撤去しないため、工期も短く、廃材も少ない環境に優しいリフォームです。

外観も一新されるため、築20年以上の住宅で人気が高まっています。

まとめ

外壁のひびやシーリングの切れは、見た目には小さな不具合に見えるかもしれません。

しかし、その小さな隙間こそが、数年後の深刻な雨漏りへとつながるのです。

奈良市は湿度と寒暖差の大きい地域です。

「天井にシミがある」「外壁がくすんできた」と感じたときこそ、早めの点検が何よりも大切です。

雨もり屋 奈良店では、外壁・屋根・バルコニーなど建物全体を丁寧に調査し、原因を根本から解決します。

散水調査・お見積もりは無料です。

小さな不安も、どうぞお気軽にご相談ください。

Q&A

Q. 外壁のひび割れはどのくらいの幅で補修が必要ですか?

外壁のひび割れには「ヘアクラック(0.3mm未満)」と「構造クラック(0.3mm以上)」があります。

髪の毛ほどの細いヘアクラックは、塗膜の表面劣化であることが多く、早急な危険は少ないものの、放置すると水分が浸透しやすくなります。

一方、0.3mm以上の構造クラックは下地まで達している可能性があり、雨水が内部に浸入して壁内の木材や断熱材を濡らすリスクがあります。

特に奈良のように湿度が高い地域では、クラックからの浸水がカビや腐食の原因になりやすいため、見つけたら早めに専門業者へ相談するのが安心です。

Q. 外壁の雨漏りと結露の違いは?

結露は、室内外の温度差によって発生する“内部の湿気”による現象です。

雨天に限らず、冬の朝や暖房使用時などにも現れるのが特徴で、主にガラス窓や壁の表面に水滴が見られます。

一方で雨漏りは、外部からの雨水が外壁や屋根を通して建物内部に侵入する現象です。

雨の日や台風の後にのみ発生し、壁や天井にシミ・カビ・剥がれなどが現れます。

どちらも見た目が似ていますが、原因がまったく異なるため、誤った対処をすると悪化しかねません。

判断が難しい場合は、雨漏り調査を行える業者に依頼すると確実です。

Q. 屋根と外壁、同時に点検してもらえますか?

もちろん可能です。

雨もり屋 奈良店では、屋根・外壁・ベランダ・サッシまわりなど複数箇所を一括で点検しています。

雨漏りの原因はひとつとは限らず、「屋根+外壁」「ベランダ+サッシ」など複合的に発生しているケースも多いため、建物全体を総合的に診断することが再発防止の第一歩です。

当店では、経験豊富な雨漏り診断士が現地を確認し、必要に応じて散水調査を実施。

雨漏りの“本当の原因”を突き止めたうえで、最適な修理プランをご提案します。

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